仮の用語集
「暗渠(あんきょ)」
地下に設けられたり、フタをかけたりした水路。
「別府」(2017年2月11日放送)では、住宅の間を通る暗渠に興味津々。
ヘルメット着用率が高い。
「開渠(かいきょ)」
地上部に作られたフタをしていない水路。
伊達正宗の”まちづくり”に迫った「仙台」(2015年7月11日放送)では、四ツ谷用水路唯一の開渠を発見。
「河岸段丘(かがんだんきゅう)」
川の流れに沿って作られた階段状の地形で水田開発に向かない。
「秩父」(2017年7月15日放送)では江戸時代から行われているクワ栽培を見学。
「高低差(こうていさ)」
地形の起伏(きふく)などによってできる高さの違い。
「奈良」(2015年6月27日放送)の回では、住宅街に存在する高低差の数々に、タモリも大満足。
「扇状地(せんじょうち)」
土砂などが山側を頂点にして扇状に堆積した地形。
2つの”断層”に挟まれた”扇状地”である別府は、タモリの好きなものが集まった夢のような土地。
「段差(だんさ)」
段状の高低の差。
平らにならされた土地「奈良」で、さまざまな形の段差を紹介。
春日大社の中にある”究極の段差”に、タモリも前のめり。
「断層(だんそう)」
地中のある面を境に地盤の相対的ずれが生じた状態。
タモリのマニアぶりが楽しめる単語。
「別府温泉」(2017年2月4日放送)でも数々の断層が登場。
「断層崖(だんそうがい)」
断層が地形に達し、両面の地面が相対的にずれて形成された崖。
これが温泉の通り道になっている「別府温泉」の意外な秘密にタモリもびっくり。
「へり」
池や穴などに接している部分のこと。
断層や大地のへりを見つけるとタモリのテンションもUP。
「京都・嵐山(2016年4月30日放送)」のへりがお気に入り。
2016/1/16 ブラタモリ「熱海」
2016/1/16 ブラタモリ「熱海」
場所:海岸
○海岸の砂は?
→千葉から運んだ。
自然に砂がたまると、鉄分の多い砂ができる。
千葉の砂は、白っぽい砂。よく似合う。
○温泉が湧く理由
→熱海の温泉は、塩分、カルシウムがある。
(塩分化温泉)→熱の海
食堂の窓から、海食岸・海食洞が見える。
海食岸・海食洞は、溶岩でできている。(水冷破砕溶岩)
昔、30万年前に、多賀火山帯があった。
海の方に広がった火山(海底火山)が、海を温めて温泉を作り出した。
○いつから有名に
→江戸時代。徳川家康が幕府を開いた翌年、7日間湯治で熱海を訪れた。
豆州熱海地図。
糸川。扇状地。
谷の出口に土がたまる。
山を流れる川が山を削り、土を運ぶ。→こういう地形になった。
江戸時代は、27軒の温泉宿があった。「湯戸(ゆど)」と呼ばれていた。
「ゆます」→溜めていた間欠泉の湯を木管で引き、高低差を利用して各温泉に湯を運んだ。
「本湯(もとゆ)」→源泉があった場所。後に「大湯」と呼ばれた。
源泉は、元間欠泉。大正末期に枯れてしまう。
今は、機械でくみ上げ、間欠泉を作り出している。
○古屋旅館。江戸時代から続く唯一の温泉宿。
「お汲み取り」という絵が残っている。
お湯を汲んで樽につめて、江戸城まで運ばせていた。
徳川家綱、徳川吉宗(3643樽)が熱海の温泉を気に入り、江戸城まで運ばせた。
「版木」内容:沢庵宗○入湯した。
○高台
明治以降の熱海は、別荘地が多くなった。
→明治21年に御用邸ができたことがきっかけとなり、政財界人が別荘を次々と建てた。
○旧日向別邸
斜面の高低差が熱海の魅力になり、別荘が作られた。
明治初期から、政財界人以外に一般人も熱海に来られるようになった。
きっかけは、丹那トンネル開通・東海道本線の開通などがあったから。
すると、観光客が増えて困ったことが。
→水不足になった。
(普通は、山の方にダムを作り、水をそこからひく)
熱海は、丹那トンネルを作った時に出た水を水源として利用し、解消した。
現在も、水源として利用している。
トンネルの壁に、数字がある。
2578…(西暦ではなく、皇紀)
2594…
このことから、作るのに16年かかったとわかる。
(トンネルを掘ると、水が出る)水の戦いもあり、難工事だった。
○水源と熱海を繋いでいるところへ
トンネルを掘った時に出た水源から出る水を地下に溜めておく。
右手の町へ勾配を利用して運んでいる。
トンネルを掘った高さが高低差を生み出した。